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歯科助手になりたい人の資格取得ガイド

歯科医師とは/歯科助手

歯科助手 通信講座

歯科助手 資格取得ガイド

歯科医師とは

虫歯の治療から広く口腔内の診療へ

■資格内容
歯科医療を通して健康を支える 
各種病院や診療所、保健所の歯科に勤務し、診療や治療にあたるのが歯科医師である。
 
歯科医師というと、虫歯の治療、歯石の除去、歯並びの矯正、抜歯などがその仕事内容としてすぐに連想されるが、歯科医師の仕事は歯の治療だけにはとどまらない。たとえば、歯周病などの歯ぐきの病気や口の中にできる腫瘍なども治療対象となり、歯を含む口腔内、さらには、咀嚼器官の治療も行うことが仕事となる。

広がり続ける歯科医の窓口
近年は、ストレスやうつ病などから口の中の異常を訴える患者に対応する「心療歯科」の開設が増えるなど、歯科医はより広い領域へ進出している。また、東京都と都歯科医師会の調査では虐待を受けた子どもが虫歯になる割合は通常の2倍以上という結果が出ており、このことから子どもの口の中の状態から児童虐待を発見する取り組みを開始。歯科医師の活躍の場は、今後さらに広がるだろう。


歯学部のある大学入学が先決 
高校卒業後、大学の歯学部に入学し6年間の全課程を修了して歯科医師国家試験の受験資格を取得し、国家試験に合格すると歯科医師の免許が得られる。これが歯科医師になる唯一のコースである。
 
歯学部教育は6年間で、一般教養や歯学全体を見渡す総合的な講義、基礎科目から始まり、人体や口腔(口のこと)の構造、薬理学、細菌学など基礎医学や臨床医学(内科・外科など)も学ぶ。専門科目は模型などを使った実習が多いのが特徴。歯学部附属の病院や診療所には、学生の実習用の設備があり、卒業前の臨床実習で、実際に患者の診断・治療まで体験して、国家試験に臨む。


卒後1年の臨床研修
歯科医師法一部改正により、歯科医師について1年以上の臨床研修が努力義務となった。平成9年から始められたが、18年度より必修化された。研修歯科医を受け入れる臨床研修指定施設として、23年4月1日現在、歯科大学附属病院、医科大学附属病院、その他の病院及び歯科診療所の合計2,132施設が指定されているが、不足の状況にある。新たな施設の指定を行うなど歯科医師臨床研修の必修化に対応する作業が進められている。


歯科医師の6割が開業医 
歯科医師は開業医の比率が非常に高い。平成20年の全国の届け出歯科医師数を見てみると、病院や診療所で働く歯科医師は99,426人、そのうち59,560人が開業医である。つまり、歯科医師の6割が開業医ということになり、医師の開業医比率2.5割という数字と比較しても、その高さが際立っている。
 
その原因としては、ほかの一般医師よりも開業の際に器具を比較的安く整えられることや、病院勤務よりも開業医のほうが高い収入を得やすいということなどが考えられる。
 
歯科医師は過剰であるといわれ、実際に、削減の方向に進んでいる。昭和60年までに人口の10万人に50人の歯科医師を確保しようと厚生省が計画していた歯科医師だが、昭和60年を待たずにその目標を達成してしまった。
 
そのため政府・与党は平成19年に歯科医師の数を抑制するための対策をまとめた。それによると、歯大や歯学部の統合・再編を促して入学定員を期に一割削減するほか、国家試験の合格基準を引き上げて合格者を絞り込む。
 
しかし、これからの高齢社会において、顧客の治療歯や入れ歯のケア、メンテナンスや訪問診療のニーズが多くなるだろうし、削る・詰めるのが中心の診療から虫歯や歯周病の原因を治す内科診療を目指す動きもある。また、インプラントや抜歯の再植も注目を集める。


学士編入学を実施する大学が増加中
最近、医学部の社会人入試が注目されている。
 
国立大学では新潟大学、岡山大学、徳島大学などが実施している。新潟大学は、小論文と面接のみで受験でき、募集人員が10倍を超えた場合は1次選抜を行う。3年次編入学を平成23年度は5人募集する。
 
私立大学では、明海大学、昭和大学、東京歯科大学、日本大学、日本歯科大学、神奈川歯科大学、松本歯科大学、朝日大学、愛知学院大学、福岡歯科大学などが実施している。定員は若干人程度で、2年次からの編入学となる。
 
昭和大学は基礎学力テスト(理科・数学・英語)、小論文、面接で選抜する。福岡歯科大学は、「大学に2年以上在籍し62単位以上を修得した者」で、書類審査・学力検査(理科・英語)・小論文・面接によって選抜する。


■試験対策

マークシート方式で出題 
験が実施されたのは昭和22年。それ以来、試験問題プール制の導入(一般問題の2割程度を既出問題から出題する)や年2回だった試験を年1回に変更、さらに、歯科医学・歯科医療総論を試験問題に加えるなど、数次の改正を経て現在に至っている。
 
国家試験は、マークシート方式の全365問で、2日間にわたって、保存3科、補てつ3科など科目ごとに行われ、例年の合格率は約70%。
 
平成23年2月に実施された22年度歯科医師国家試験は、合格者2,400人だった。


■試験情報
受験資格: (1)大学で正規の歯学の課程を修めて卒業(見込を含む)した者 (2)歯科医師国家試験予備試験に合格後、1年以上の診療及び口腔(くう)衛生に関する実地修練を修了(見込を含む)した者 (3)外国の歯科医学校を卒業し、または外国で歯科医師免許を得た者で、厚生労働大臣が(1)または(2)に掲げる者と同等以上の学力及び技能を有し、かつ適当であると認定した者
試験科目: 臨床上必要な歯科医学及び口腔衛生に関して、歯科医師として具有すべき知識及び技能
申込期間: 11月中旬~12月上旬
試験日: 2月上旬の2日間
試験地: 北海道、宮城県、東京都、新潟県、愛知県、大阪府、広島県及び福岡県
受験料: 18,900円
受験者: 3,378人(平成22年度)
合格率: 71.0%(平成22年度)



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